地元バイオテック会社がソルトレイク市に進出

ユタ州ソルトレイク市ー2019年2月7日ー椎間板変性による腰痛を和らげ機能を回復させる細胞治療法を開発するバイオテクノロジー会社のディスクジェニックス(株)がソルトレイク市に事業を拡大する。

DiscGenicsは2012年からユタ大学のリサーチパークを拠点としているが、今回の事業拡大で市の北西部付近に約25,000平方フィーと(約2322平方メートル)の土地に研究開発施設及び製造事業を建設する。また、開発中である椎間板変性の非外科的治療法が市場にでてからは現在の従業員は22人に加えてさらに28人の採用を予想している。建築計画が進む中、2019年上旬に新拠点に移動する計画だ。

フラッグ フラナガン社長兼会長によると、州都内での事業拡大に踏み切ったのには、「ユタ州全域から通勤する従業員にとって州の中心地であるソルトレイク市が最適だからです。」「また、新拠点で運搬を含んだ事業の全てを行おうとしている観点からも、ソルトレイク市製造と流通の中核であることがやはり重要な決め手となりました。」

ソルトレイク市の経済開発局(Department of Economic Development)も、人事や資金調達手段を紹介したり等、今回の拡大計画に協力した。

ソルトレイク市経済開発局長のラーラ フリッツ氏は、「ディスクジェニックス社のように素晴らしいイノベーションと成長成果を誇る会社がソルトレイク市にくることは本当に嬉しいです。」とコメントした。そして「私たちもソルトレイク市のロケーションがいかに戦略的であるかを実感しています。すでに市内にある環境でサポートできる面だけでなく、様々なパートナーシップで足りない部分を補えると考えると、実に充実した事業環境を提供できます。 ディスクジェニックスがこの新たなふるさとで今後も成長していくと、私は確信しています。」

DiscGenicsは現在アメリカで椎間板変性の非外科治療であるIDCTの無作為化比較試験を行っています そして日本でも次3ヶ月のうちにIDCTの臨床試験が開始される予定です。この試験はそれぞれFDA(米国食品医薬品局)と日本の医薬品医療機器総合機構(PDMA)に承認され、IDCTの安全性と初期段階での有効性を検証する目的があります。

ディスクジェニックス社について

ディスクジェニックスは椎間板変性による腰痛を和らげ機能を回復させる細胞治療法を開発するバイオテクノロジー会社。腰痛に悩む何百万人にものぼる中、椎間板由来細胞の再生力を利用することで治療の選択肢を広げようとしている。 ディスクジェニックス社初の医薬品候補である椎間板細胞治療用注入剤(Injectable Discogenic Cell Therapy: IDCT)は他家椎間板由来の加工細胞(ディスコジェニック細胞)を椎間板変性症の治療に応用した手術を必要としない細胞治療。

ソルトレイク市経済開発局について

経済開発局は、全ての人にとって経済的な居場所がある市を目指して2016年にジャッキー ビクプスキ市長のもとで創設された創設されました。目標とするソルトレイク市の形は明るい都市、美しい都市、栄えている都市、多様な都市、そしてたてまえでない都市です。「西のクロスロード」と呼ばれるソルトレイク市はビジネスにとって好条件の集まった街です。より多くの企業にソルトレイク市を拠点にしてもらえるよう、経済開発局はビジネス関連プロセスの効率化や、優れたカスタマーサービスの提供、様々なリソースやサービスを充実させる等、ビジネスの成功に必要な環境を整えるように努力しています。