ディスクジェニックスがIDCTの初期安全性評価を通過を発表:椎間板変性のヒト初回投与試験にて

2019年1月7日

ユタ州ソルトレイク市ー2019年1月7日ー椎間板変性による腰痛を和らげ機能を回復させる細胞治療法を開発するバイオテクノロジー会社のディスクジェニックス(株)は、IDCT(椎間板細胞治療用注入剤)が第I/II相試験における安全性評価を通過したと発表した。IDCTは他家椎間板由来細胞を用いた手術を必要としない細胞治療で、椎間板変性治療を対象としている。

今回の評価では第三者によって構成された安全管理委員会(DSMC: data safety monitoring committee)が低用量のIDCT、溶媒のみ、プラセボのいずれかの処置をうけた患者6名を対象に安全性評価を行った。

評価の結果を受けてDSMCは安全性に問題はないとし、引き続き現状の実施要綱での試験に肯定的な見解を降した。

ディスクジェニックス社長兼会長のフラッグ フラナガン氏は、「初めてIDCTが患者様の治療に使われましたが、何も問題がなかったことはとても嬉しく思います。」とコメントをよせた。「私たちは安全性の確保に最大限尽くしています。前臨床研究で確認した安全性が治療に繁栄されているのも喜ばしいです。」

IDCT臨床試験について

IDCT臨床試験は多施設共同溶媒及びプラセボ対照無作為化二重盲検比較試験は、症状を有する椎間板変性患者に投与された際の安全性と早段階での有効性を検証する目的がある。患者数は60名で、アメリカ本土にある10の施設で行われる。

ディスクジェニックス社について

ディスクジェニックスは椎間板変性による腰痛を和らげ機能を回復させる細胞治療法を開発するバイオテクノロジー会社。腰痛に悩む何百万人にものぼる中、椎間板由来細胞の再生力を利用することで治療の選択肢を広げようとしている。ディスクジェニックス社初の医薬品候補である椎間板細胞治療用注入剤(Injectable Discogenic Cell Therapy: IDCT)は他家椎間板由来の加工細胞(ディスコジェニック細胞)を椎間板変性症の治療に応用した手術を必要としない細胞治療。